COLUMN
[ 2014.05.23 ]

カフェの開業資金を調達!その方法とクラウドファンディングの可能性とは


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「自分でカフェを開きたい」という夢は、一度は誰しも抱くのではないでしょうか。好みの音楽をかけ、本を置き、コーヒーを淹れ、インテリアにこだわり、常連さんに愛される…そんなオシャレで自由なカフェのオーナーになりたい、という妄想はどんどん広がりますよね。

そんな妄想を、今日は現実にするために考えてみましょう。カフェに必要な開業資金を見つめ直し、お金を集めるためにはどうすればいいのか、クラウドファンディングを軸にご紹介していきます。

 

まずはカフェに必要な開業資金を考えよう

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世の中には100万円でカフェを始めた人もいれば、何千万とかけて始めた人もいます。

まずは、

・「どこに」店舗をかまえるのか(家賃・固定費)
・「だれが」お店に常駐しているのか(人件費)
・「どんな」お店にするのか(内装費・外装費)
・「なにを」メニューにするのか(仕入れ費・設備費)

など、具体的なカフェのかたちを考えることです。コンセプトが定まっていなければ、資金の算出は難しいでしょう。一般的に、カフェの開業費に掛かる費用は500〜1000万だと言われています。

その内訳はおおよそ、以下のような内容です。

・当月分家賃+不動産手数料+敷金(6ヶ月〜1年分):50−60%
・内装・外装費(解体費・水道/電気工事・フローリング張り替え・家具など):20−30%
・人件費:10%程度
・こだわり費(音響機材、食材や器具など):10-15%
・雑費(広告費、消耗備品費など):5-10%

 

東京都心でカフェを開こうとすれば当然家賃は跳ね上がりますが、「居抜き」や「中古品」なども溢れかえっているので、何はともあれやり方次第ですね。

そして、忘れてはいけないのが、開業資金とともに考えるべき「ランニングコスト」。1ヶ月にかかる家賃、人件費、水道光熱費、消耗品、製氷機リース、宣伝広告費を大まかでいいので算出します。

売り上げに対して、利益を10-15%残せていると経営は安定していると言えますので、
月商いくら必要であるかが自ずと見えてくるでしょう。カフェを開いたはいいけど貯金がゼロ!ということがないようにしたいですね。

 

カフェ開業における資金調達の方法とは

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現実的に考えて、なんとなく貯めたお金でなんとなくカフェを開業するのは、とても難しいものです。自己資金だけでまかなうのがベストですが、そう簡単にはいきませんよね。

では、他から資金調達する際にはどんな方法があるのでしょうか。

 

1.日本政策金融金庫に融資を申請する

カフェに限らず飲食店などの新規開業において、最も頼りになる機関は「日本政策金融金庫」です。自己資金の倍額近くを低金利で貸し出してくれるありがたい機関ですが、そのためには様々な審査を通らなければいけません。

2.知人・友人・家族から借りる

あらゆる人脈を使い、自分の手中だけでやりくりするのは現実的で想像しやすいですね。利子や面倒な手続きがない分、当然人間関係のこじれなどのリスクも多々あります。実際には、自己資金25%、知人などからの借り入れ25%、日本政策金融金庫50%という内訳が大多数を占めているそうです。

 

3.各自治体の融資制度を利用する

郊外であれば、自治体の融資制度を活用してみるのもひとつの手でしょう。中身はほとんど「日本政策金融金庫」と変わりませんが、地元の銀行とコネクションを持つチャンスにも繋がります。今後事業を展開していきたい、という大きなビジョンがある場合は、調べてみましょう。

 

さて、これらは全て「今までの」資金調達方法でした。最後にクラウドファンディングを使った資金調達を考えていきたいと思います。

 

カフェ開業×クラウドファンディングの新たな可能性

アメリカにはすでに、飲食専門のクラウドファンディング「FoodStart」というサービスが生まれています。

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http://www.foodstart.com/

レストランやビール会社、ホットドック屋さんなど、飲食に携わるプロジェクトオーナーがずらりと並んでいます。手数料も低く、3ヶ月以上商売をしている事業者であれば掲載期間を延ばせるなど、挑戦したくなるような制度がとられています。「FoodStart」で実際に目標金額を集められたレストランを事例に挙げてみましょう。

■ the nook neighborhood bistro

http://www.foodstart.com/project/thenookneighborhoodbistro

ギフトには、

$10…初めて来店した際、食事を無料で食べられる
$50…毎年誕生日に、食事を無料で食べられる
$100…週に1度、コーヒーか紅茶を無料サービス
$250…5人までの友人を誘える料理教室へ招待
$500…レストランを無償でプライベートパーティーに使用できる&上記サービスをグレードアップ
$1000…10人までの友人を誘えるスペシャルディナーをご用意&上記サービスをグレードアップ

※支援額より低いギフトはすべて含める

など、とても欲しくなるようなサービスが設定されていました。メニューや雰囲気の魅力をプロジェクト内で伝えるのはもちろんのこと、具体的な開業後の展望や数値を公開していることにも好感・信頼が持てますね。クラウドファンディングによって、PRや固定ファンの獲得も出来ているようです。

 

まとめ

カフェ開業という、途方もなく妄想に近い夢を現実にするために。長く険しい道のりですが、ぜひとも一歩を踏み出してみましょう。「FoodStart」のような飲食特化型でなくても、ShootingStarのような購入型クラウドファンディングにチャレンジしてみる価値は十分にあります。

未来のカフェオーナーのみなさま、ぜひ夢を叶えるためにクラウドファンディングの活用を検討してみてくださいね。



WRITER この記事を書いた人
高原 千晴
WRITTEN BY
高原 千晴
2013年、クラウドファンディングで日本一周の旅を敢行。あなたのやりたい気持ちを後押しするため、クラウドファンディングの普及に努めています。
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