COLUMN
[ 2014.03.14 ]

もしも半沢直樹のお父さんが、クラウドファンディングを使っていたら?


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2013年の大ヒット・ドラマ『半沢直樹』。「倍返し!」が流行語大賞をとるなど、すっかりハマった方も多いでしょう。

『半沢直樹』は、バンカー(銀行マン)が主役の経済ドラマ。
主役の半沢直樹がまだ子どもだった頃、半沢ネジを自営していた父は銀行から融資を止められ、自ら命を絶ってしまいました。
復讐に燃える息子直樹が、「あえてその銀行に入行し、銀行頭取を目指し、仕返す」というストーリーです。

クラウドファンディングがあれば、物語は違っていた

半沢直樹の父が自殺をしたのは、おそらく1980年代前半。
当時はクラウドファンディングどころか、インターネットも普及する前の時代です。

時代背景はもちろんのこと、そもそも父の自殺がなければドラマは成り立たないわけですが、作中では「じゃあクラウドファンディング使えよ!」と突っ込みたくなる場面が多々ありました。
クラウドファンディングを使っていたら、父は自ら死を選ぶことはなく、半沢直樹自身もバンカーにならずに済んだかもしれません。
「倍返しだ!」などとは言わず、「恩返しだ!」なんて言っていたことでしょう。

「半沢直樹」のような悲しい物語がこの世にもう生まれないように、せめてこの記事の中でも、ハッピーストーリーに書き換えていきたいと思います。

父「このネジが世界を変えるんや!」

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ドラマにおいて、半沢直樹の父は経営の危機に瀕し、銀行担当であった大和田氏に必死で融資のお願いをしました。
すがりついて土下座までしましたが、大和田氏はあっさりと半沢ネジを切り捨てたのです。

半沢直樹の父は「このネジが世界を変えるんや!」という、高い目標を掲げてモノ作りをしていました。

当然、技術力にも自信があったことでしょう。
しかし、取引銀行は半沢ネジの製品に将来価値を見いださなかったので、日の目を見ることはありませんでした。

父「大切なのは人と人のつながりや!」

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半沢直樹の父は、息子にこんな言葉を残しています。

「ええか直樹。どんな仕事をしようとも大切なのは人と人とのつながりや。ロボットみたいな仕事だけはしたらあかん。それだけは忘れたらアカン」

作中では、憎悪や裏切りなどといったマイナスな「人と人とのつながり」が描かれていました。
しかし、半沢直樹の父が伝えたかったのはそんなことではありませんよね。

クラウドファンディングは、共感や応援をまとったプラスな「人と人のつながり」で成り立っているものです。
大切に想う気持ちの上に、良い仕事や関係性があるのだ、と。

父の想いをまとめると、

・技術力に自信がある。
・つくった製品で世界を変えたい。
・人と人のつながりが大切。
・でも、お金がない。

ということになります。
いやいやこれはもう、まさに『クラウドファンディング』を活用すべき事例だったのではないでしょうか。

半沢直樹の父がクラウドファンディングを使ってみたらきっとこんな感じ

「世界にイノベーションを起こすネジを完成させたい!」

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プロジェクトオーナー 半沢 慎之助

私は、大阪で小さなネジ工場を経営しています。
私どもがつくるこのネジは、熟練の加工技術によって、『軽い』『錆びない』『熱に強い』という特徴を持っています。
そして現在、さらに『緩まない』を付加すべく研究を重ねているところです。

これが完成すれば、世界に向けて大きなイノベーションを起こせると考えております。ネジ完成まであと一歩のところまで来ているのですが、惜しくも研究資金が不足しています。どうか皆様のお力を貸してください。どうぞよろしくお願いします。

ギフト1:世界を変えるネジ・ストラップをプレゼント。
ギフト2:完成した製品カタログに支援頂いたあなたの名前を明記。
ギフト3:半沢ネジ、工場見学にご招待。

「助けてくれた皆に、恩返しだ!」

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人情に厚く、恩を忘れない、半沢父。
世界を変える『ネジ・プロジェクト』は、サポーター達の想いも加わり、きっと達成に導かれてゆくでしょう。
ドラマ「半沢直樹」は、時代が違えば全然違うストーリーだったかも知れませんね。後半の東京編では、半沢ネジが東京スカイツリー建設の重要パーツになる奮闘記だったりして…。



WRITER この記事を書いた人
北野 啓太郎
WRITTEN BY
北野 啓太郎
音楽系ウェブマガジン編集長を経歴し、現在フリーランスとしてライター、映像編集などを行う。過去の経験を活かし、プロジェクト立案のコツ、成功者へのインタビューをおこなっていきたい。
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