PROJECT
[ 2014.03.17 ]

【対談】堀潤 × 佐藤大吾「クラウドファンディングを通して、社会が応えてくれた」前編


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映像投稿型ニュースサイト「8bitNews」を主宰する元NHKアナウンサーの堀潤氏。
取材者支援のプラットフォームであるサイト改築などの費用を集めるため、ShootingStarで支援を呼びかけ、300万円を超える調達に成功した。ShootingStarを運営する株式会社JGマーケティング代表の佐藤大吾氏を交え、堀潤氏がプロジェクトに掛けた想い、成功のコツ、現在の進捗などをうかがった。

元NHKアナ堀潤の新チャレンジ「みんなの取材資金と技術を支えるニュースメディアつくります」

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http://shootingstar.jp/projects/14

1_1_hori 8bitNews代表 堀潤

1_2_daigoJGマーケティング代表 佐藤大吾

1_2_daigo「ShootingStarでプロジェクトを開始したとき、周囲の反応はどうでした?『堀潤はテレビに出てる人なのに、皆からお金を集めないとやって行けないの?』とか、あるいは『応援するよ!』っていうポジティブな声とか」

1_1_hori「NHKを辞めた直後は、よくTwitterも炎上したんです。すごい火炎瓶を投げられるような感じで。でもShootingStarで300万円達成とか、166人賛同とか、数が出たことによって逆に炎上させられるような事がなくなりましたね」

1_2_daigo「『あいつはみんなから支えられてるぞ!』みたいな?」

1_1_hori「そうです。社会的な信用力に近いもの。選挙とも似ていますよね。「ある程度民意によって当選したんだから、ここはグッとこらえて様子をみてみよう」みたいな。ソーシャルネットワーク上でも、こういう事が起きたのは興味深かったです」

クラウドファンディングが具体的な支援の入口に

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1_2_daigo「ShootingStar上で堀潤をサポートしてくれた人のうち、堀潤の直接の知り合いと、見ず知らずの人と、どんな割合でした?」

1_1_hori「3割くらいが直接知っている人で、7割くらいがネットで知って応援してくれた方でしたね。あと、大口支援者は普段から『がんばれよ』って言ってくれていた人達が『この際思い切って、じゃあこれで!』って支援してくれるケースも結構ありました。ShootingStarが具体的な入口になりましたね」

1_2_daigo「クラウドファンディングでなければ、頼まれてもいないのに急に『お金いる?』って渡すのも変だし、受け取る側も理由なくお金を受け取りにくいですね。堀潤を応援したい人にとっても、お金を出す理由ができて良かったってことですね」

失敗のリスクより、得ることの方が大きい

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1_1_hori「募集期間60日間という設定で38日間で達成でしたから、嬉しかったですね。(佐藤)大吾さんも自分達のコミュニティーにどんどん広げていってくれたし」

1_2_daigo「『これは絶対に面白そうだし、夢のある話だからみんなに教えたい!』って気持ちが、僕を含めてうちの社員達にもありましたね。イマイチなものを自分の大切な人に勧められないでしょ。自分の信頼さえ失ってしまうからね」

1_1_hori「そうそう、僕らも僕らで『ShootingStarって出来たんだよ。よろしくね!』って広めていましたね」

1_2_daigo「ところで、もし達成できなかったらどうしようとか、不安はあった?」

1_1_hori「『あいつやってみたけどダメだったなぁ』って噂されるかも知れないけど、失敗しても『そうなんすよ…しんどいです』って言うだけで終わりじゃないですか。それより、その過程で何人かの賛同者と出会えるかもしれない。失敗しても良いからやろうって思いましたね」

ギフトから広がった新しい結びつき

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1_1_hori「グループランチやりますとか、イベントの司会やりますとか、公演会をやりますとか、実際に会ってやるイベントをギフトとして用意したんですね。グループランチも3、4回やって、まさに8bitNewsで次の発信につながる出会いも色々ありました。ギフトを履行するために行った先で『東北の支援でこういう動きがあるから一緒にやりましょう!』とか。また(映画監督の)岩井俊二さんも支援してくれたんですけど、世の中どんな風になれば良いのかねぇ、なんて対談をこの前やりました」

1_2_daigo「え!ShootingStarで岩井俊二さんも応援してくれたの?」

1_1_hori「はい、15万円のナレーション権っていう。今度岩井さんの作品にナレーション付けさせてもらえるのかなって思うと逆に嬉しくて。まだお呼びがかかっていないので待っているのですが(笑)」

1_2_daigo「『堀潤に司会してもらえる』というギフトもあったよね」

1_1_hori「ビリヤード大会の司会へ行ってきました。ビリヤード大会って全然縁がなかったんですけど、行ってみたらたら面白くて。プロの方もいるし、観客もいるし。でも日本ではきちんとビリヤードをみせる会場がないから、観客も集まりにくいし、選手もやる場所がない。スカッシュみたいなもんですよね。今後、突っ込んでゆける課題も見つかりました」

1_2_daigo「ジャーナリストだから、いろんな分野に興味、好奇心があるんだね」

1_1_hori「色んなバックグラウンドをもった人たちが支援してくれて、新しい結びつきができて、世界もどんどん広がりましたね」

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後編では「支援を集めるために有名である必要はあるか?」「プロジェクト達成のカギ」「サポーターへの想い」などを語って頂きます。

プロジェクト達成後の活動については、ShootingStarプロジェクトページ内の「活動報告」、また、堀潤氏が主宰するニュースサイト「8bitNews」をご覧ください。

http://shootingstar.jp/projects/14/report
http://8bitnews.org/



WRITER この記事を書いた人
北野 啓太郎
WRITTEN BY
北野 啓太郎
音楽系ウェブマガジン編集長を経歴し、現在フリーランスとしてライター、映像編集などを行う。過去の経験を活かし、プロジェクト立案のコツ、成功者へのインタビューをおこなっていきたい。
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