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[ 2014.04.07 ]

要チェック!海外クラウドファンディングから学ぶ「鉄板タイトル」とは?


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みなさんがこの記事をクリックしてくださった理由。
それはズバリ、タイトルが気になったからではないでしょうか。

クラウドファンディングのサイトを見にくる多くの人たちも、魅力的なタイトルからクリックしています。つまりプロジェクトの成功を左右するくらい重要なのがタイトルのセンスなのです!

英語のプロジェクトタイトルを参考にしよう

言語は違っても原理は同じです。
限られた文字数の中でいかに人を惹き付けるタイトルを作れるかが、プロジェクトを成功へ導く鍵。

今回は、参考になるタイトルが多いアメリカのクラウドファンディング『KickStarter』を例に、良いタイトルの法則をご紹介していきます。覚えやすく内容が伝わりやすいものをいくつも発案して、自分の友人たちにも相談してみましょう。

プロジェクトの顔となるワードや形容詞を!

例えば、心地の良さを重視した製品開発のプロジェクトであれば、タイトルに「First Class(=一級、最上級)」をつけるだけでラグジュアリー感が出ます。

また、「Finest=最上の」という形容詞を使ったタイトルは、特にクラウドファンディング上で人を惹き付けるワードとなっているんだとか。
「1999年から撮り続けているエチオピアの写真で、写真集を出版したい」という企画でも、“Finest”は使われています。

Sudden Flowers: May the Finest… – ETHIOPIA DISTRIBUTION



英語ならではの大文字・小文字による強調も上手に表現できていますね。

大事なことは「どんなモノを作り出すか」「どんな環境を提供したいか」「どんなことをするか」を簡潔にひとつのキーワードに落とし込むこと。
プロジェクト内容が凝縮された一言を見出し、全面に打ち出すのが理想的です。

駄洒落系おやじセンスでかわいらしく



foaster – The best dock since sliced bread. iPhone 5S

KickStarterのプロジェクトにキャッチーな名前のiPhone充電器があります。
その名も「フォースター(Foaster)」。2台のiPhoneを同時に充電できる縦型トースターのような形をしたかわいい商品です。

KickStarterでは、“Foaster is a toaster for your phones.”という言葉をキャッチフレーズに紹介が進みます。誰でもピンと来るような、新しい言葉を作り出してしまうのも良さそうですね。

このプロジェクトは残念ながら不成功に終わってしまいましたが、その名前のキャッチーさから、日本のメディアでも取り上げられるほど話題になりました。

共通認識に訴えるような、ハッとするフレーズを



Introducing Navajo Tea – Navajo Culture’s Best Kept Secret

「intoroducing navajo tea」というプロジェクトは現在も進行中です。
ナバホといえば、アメリカ人なら誰でもピンとくるネイティブインディアンの部族名。その言葉から連想されるのは、「ナチュラルでなにかとても良い効能がありそうな健康的なお茶だ」というイメージです。

たった1単語でお茶の紹介と、スピリチュアルな雰囲気を見事に表現しています。
それぞれの地域や人種、お国柄、文化に共通して認識されているキーワードを入れて訴えるのもひとつの手でしょう。

タイトルだけで支援を募る……そのくらい真剣に、タイトルを考える必要があります。インパクトのあるタイトル作りに成功すれば、大手ポータルサイトに掲載される可能性もあるのです。

そうなればあなたのプロジェクトを見てくれるユーザー数はグッとアップ! プロジェクト達成が一気に近づくでしょう。

海外事例のタイトルづけのまとめ

・「何をやりたいのか」をシンプルかつ特徴的で覚えやすく表現
・見ず知らずの人も「クリックしてみよう」と思えるような伝わる一言
・共通認識を使って端的にまとめている
・人々がクリックしやすいキャッチーさ
・かわいらしいオヤジギャグ要素も場合によっては有効

日本のクラウドファンディングでの「鉄板タイトル」は?

People Giving Thumbs-up
日本でも海外でも、上記のコツは同じだと考えてください。
ひとつ足すとするならば、より多くの人に、プロジェクトをニュースとして知ってもらうことを意識しましょう。
一人でも多くの人の目に触れることで、支援者拡大が期待できるからです。

タイトルを25〜45文字以内に収めると、大手ポータルサイトでニュースとしてとりあげられやすくなります。FacebookやTwitterで知らない人にも拡散してもらうためには、短文でも内容が伝わる解り易さや、インパクトを込めることが重要です。

「助けてほしい」「支援してほしい」「お金がほしい」といった表現より、「サポーターになると、ワクワク体験ができるよ」ということを訴えたほうがいいですね。

また、日本語は他の言語と比べて、擬音語・擬声語・擬態語が特に多いと言われています。「グググッ」「きゅん」といった感覚的な形容詞も活用しながら、分かりやすくイメージを伝えることに重視しましょう。

「これはイイ!」というタイトルの実例

以下にプロジェクト申請者から推奨される日本の事例をいくつかとりあげてみました。

(1)有意義さをアピール

プロジェクトのチャレンジがいかに有意義であるかを「世界初」「日本最大」「世界記録に挑戦」といった言葉でアピールしましょう。
これは海外でも同じ例がありましたね。

(2)目玉ギフトを書く

「二泊三日の温泉体験」「ベルリン・フィルのゲネプロへご招待」「エル・システマが福島の子どもたちに音楽を教える」など、自信のあるギフト設定であればそれを全面に打ち出しましょう。
支援者が集まってギフトが足らなくなったとしても、後からギフトの数を増やすことも可能です。

(3)キーワードを書く

「伊勢谷友介さんがバッグをプロデュース」などは、俳優でお洒落な彼がどんなプロデュースをしているんだろう?という興味を引くことができます。
協力してくれる著名人がいらっしゃる場合は、相談してみましょう。

(4)想定ターゲットを明示

「料理好き女子必見!」というように、ターゲットを限定するタイトルは、該当ユーザーの目に留まります。

(5)共感を呼び起こす結論

「助けてくれませんか?」「一緒にやりませんか?」「協力してもらえませんか?」「仲間を募集しています。」「ライブがしたい!」 「映画を作りたい!」など、プロジェクトを見てくれている人が、他人事と思わないような呼びかけや、あなたの熱い思で読み手の共感に訴えるタイトルはとても有用です。

実際はこんな風に校正される!

日本初! 満島ひかり主演の子ども映画、小学生全員無料! 全ての子どもに観て欲しい♥︎
http://shootingstar.jp/projects/441

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ここで実際にあった修正事例のタイトル原案と修正後のものをいくつかご紹介します。

原案「業界初、小学生0円無料興行!!子どもたちのために皆さん応援して下さい!」

修正後の最終案「日本初!満島ひかり主演映画に小学生全員無料招待!すべての子どもに見て欲しい!」

修正のポイントは以下の通りです。

・「業界初」→「日本初」

他に「映画界初」などもOK! よりわかりやすく変更されました。

・「小学生0円無料興行」→「小学生全員無料招待」

確かに修正後の方が分かりやすく、しっくりきますね。

・インパクトを入れる→「満島ひかり主演作品」

多くの人が「おっ」と思うキーワードを入れ込みます。
他に「石井克人監督作品」などもインパクトがありますね。

・ターゲットを明示→「すべての子どもに見て欲しい」

他に「ママと子必見!」なども良さそうです。

鉄板のNGパターンってあるの?

もちろんこれまでの説明と真逆なものがNGにあたります。具体的には「何をして欲しいのか、何をやるつもりなのかが曖昧なもの」は、共感を呼び起こさず達成に至りません。

ありがちなミスが「上から目線」。これは論外にNGです!
プロジェクトがどんなに社会貢献できるものでも、供給者の理屈が並んでいると、支援者は「自分には関係がない」と思ってしまいます。

また、専門用語を多様したものもNGです。
専門性の高いプロジェクトだったとしても、何も知らない人が読んでわかるように易しくしましょう。
これはタイトルだけでなく、プロジェクト全体にも言えることです。

タイトルの重要さをおわかりいただけたでしょうか。
これから日本国内でどんどん広がるクラウドファンディングに、挑戦するなら今でしょう!みなさんも遠巻きに見ているだけではなく、ぜひ支援参加・申請してみてくださいね。



WRITER この記事を書いた人
さとう 敬子
WRITTEN BY
さとう 敬子
ライター・編集者・翻訳家・アロマアドバイザー。内面から輝く”道徳美容“の提唱者。留学経験を活かした比較文化記事を書くうちにクラウドファンディングの面白さと可能性を知る。成功事例を発見しては楽しむ毎日。
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