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[ 2014.08.20 ]

目標金額の300%以上を集めるために実践すべき「ストレッチゴール」とは


ストレッチゴール

ShootingStarは、All or Nothing型のクラウドファンディングです。
目標金額に到達すれば成功となりますが、失敗した場合はプロジェクトオーナーには1円も入金されません。そのためプロジェクトを投稿する際は、慎重に目標金額を設定する必要があります。

よくある傾向として、目標金額に達すると支援の勢いが下がると言われています。プロジェクトは成功しているので問題はないのですが、募集期間がまだ残っているのであれば、さらなる支援を募りたいところですよね。

そこで今回は、目標金額に100%達するだけでなく、さらに200%、300%と支援を集め続ける「ストレッチゴール」という手法をご紹介します。

 

ストレッチゴールとは

ストレッチゴールとは、通常より高く掲げる段階的な目標金額を指します。

「目標金額の100万円に達したら○○をします」というのは、通常のプロジェクトのゴールですよね。ストレッチゴールはこれに加え、「200万円に達したら更に○○もします」「300万円に達したら…」と、目標金額を上回った場合どうするかを公言することを言います。

つまり、このストレッチゴールが魅力的であればあるほど、100%以上の支援を狙うことができるのです。

それでは、実例を見てみましょう。

 

ストレッチゴールを設定した成功事例

Mighty No. 9

1405_stretch_goals_1 Mighty No. 9:Kickstarter
達成率:427%
支援金額:3,845,170ドル(約3億9,000万円)

横スクロール型の2Dアクションゲームです。目標金額が90万ドル(約9,150万円)と超高額だったにも関わらず、なんと4倍以上もの支援が集まりました。

<ストレッチゴール>
  • 120万ドル(約1億2,200万円)- 2つのステージとボスキャラの追加
  • 135万ドル(約1億3,800万円)- MacとLinux版の制作
  • 150万ドル(約1億5,300万円)- 難易度の高いハイパーモードの追加
  • 175万ドル(約1億7,900万円)- ゲーム開発ドキュメンタリー映像の制作
ステージやキャラクターの追加、他の機器への移植などが、ストレッチゴールとして設定されています。「ゲーム・アプリ・IT」に関するプロジェクトでは、追加で集まった資金を開発費にまわすことで、アプリの機能を拡大することができるでしょう。

 

Thermodo ~ The Tiny Thermometer for Mobile Devices

1405_stretch_goals_2 Thermodo ~ The Tiny Thermometer for Mobile Devices:Kickstarter
達成率:960%
支援金額:336,018ドル(約3,400万円)

スマートフォンが温度計になる小型センサーの開発プロジェクトです。目標金額3万5千ドル(約360万円)に対して、約10倍もの支援が集まりました。

<ストレッチゴール>
  • 12万5千ドル(約1,280万円)- Android版のアプリを開発
  • 250万ドル(約2,600万円)- 別色の赤バージョンを制作
  • 300万ドル(約3,100万円)- クラウドファンディング限定の緑バージョンを制作
  • 400万ドル(約4,100万円)- Windows版のアプリを開発
限定色バーションの制作や、他の機器で使えるアプリの開発などが、ストレッチゴールとして設定されています。このストレッチゴールであれば、「家電・テクノロジー」関連だけでなく、ファッションやアートなどの限定品が作れるプロジェクトでも応用できます。

 

The Doubleclicks’ New Album “Dimetrodon” + Weekly Songs!

1405_stretch_goals_3 The Doubleclicks’ New Album “Dimetrodon” + Weekly Songs!:Kickstarter
達成率:450%
支援金額:80,923ドル(約820万円)

ミュージシャンのアルバム制作プロジェクトです。目標金額1万8千ドル(約180万円)に対して、約4.5倍の資金を集めました。全面的にストレッチゴールを売り出している、ユニークなプロジェクトページが印象的です。

<ストレッチゴール>
  • 1万8千ドル(約184万円)- 毎週水曜日に5週間新曲をつくる。
  • 4万2千ドル(約430万円)- 毎月インターネットでライブストリーミングを行なう。
  • 5万5千ドル(約560万円)- The Doubleclicksをテーマにした塗り絵をつくる。
  • 6万5千ドル(約660万円)- アニメーション版のミュージックビデオをつくる。
基本はアルバム制作としながらも、支援総額に応じて実践できることが次々と増えています。それら1つ1つで新たなプロジェクトを投稿できそうなくらい、個性的なものばかりですね。音楽製作プロジェクトに限らず、アーティストやクリエイターのプロジェクトで応用できるかと思います。

 

まとめ

ギフトは支援者個人に対してですが、ストレッチゴールは支援者全員にメリットがある場合がほとんどです。みんなに良い影響を与えるような、ストレッチゴールを用意しましょう。
全員に関係のあるストレッチゴールを定めることにより、すでに支援してくださった方にも、追加で支援してもらえる可能性があります。

そして目標金額100%を超えた際には、ストレッチゴールに関する情報を、再度SNSやブログなどで拡散しましょう。最後まで支援を募ることで、プロジェクトオーナーの気概も感じられます。

はじめから低い金額設定にする必要はありませんが、目標金額を達成したら、300%以上の達成率を目指して、ぜひストレッチゴールを設定してみてください。



WRITER この記事を書いた人
北野 啓太郎
WRITTEN BY
北野 啓太郎
音楽系ウェブマガジン編集長を経歴し、現在フリーランスとしてライター、映像編集などを行う。過去の経験を活かし、プロジェクト立案のコツ、成功者へのインタビューをおこなっていきたい。
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