HOW TO
[ 2014.09.12 ]

明確な「誰に」がポイント!クラウドファンディングで成功するロジカルな文章構成とは


ダーツ

クラウドファンディングでは、ビジネスメールと同様に「5W1H」が大切です。中でも「誰に(Who)」、つまりそのプロジェクトを誰に支援してもらいたいか、は特に重要な要素でしょう。この「誰に」の部分があいまいなまま企画を進めてしまうと、プロジェクトが走り出したときに想定しうる支援者に刺さらないという事態が起きてしまいかねません。

「誰に」を明確にしているプロジェクトに共通して言えるのは、ロジカルな文章構成でユーザーの気持ちを「支援したい!」という気持ちに導いていること。ただ、単純に「こんな人に支援してもらいたい」と書けば良いというわけではありません。今回は、クラウドファンディングで「誰に」を明確にするプロジェクトの文章構成を説明していきます。

 

ロジカルな文章構成が、「誰に」を明確にする

元NHKアナウンサーの堀潤さんのプロジェクトを例に、想定しうる支援者に響く文章を見てみましょう。

元NHKアナ堀潤の新チャレンジ「みんなの取材資金と技術を支えるニュースメディアつくります」

プロジェクト詳細の各パラグラフはこのように書かれています。
  • パラグラフ1:技術が学べる、取材資金が得られる「8bitNews」始動へ!
  • パラグラフ2:発信者のためのクラウドファンディング創設に向けて!
  • パラグラフ3:「ぼくらのジャーナリスト学校」開講!
  • パラグラフ4:Google+やハングアウトを使ったオンライン研修も!
これらのパラグラフの中心(コア)となるものを抽出してみましょう。
1は「やりたいこと」、2は「課題(1)取材費用について」、3は「課題(2)発信者の育成」、4は「オンラインでの研修」。図化すると以下のようになります。

明確な誰にがポイント
やりたいことと課題が簡潔にまとまっており、コンセプトが明確です。
これを読んだユーザーは、プロジェクトオーナーが「何をやりたいのか」、このプロジェクトは「どんなことが課題なのか」が一度読んだだけでわかるようになっていますね。

さらにパラグラフ1の要素を分解してみましょう。

1.「スマートフォンなどを使って撮影した映像をより多くの人に届ける仕組みをつくります。」

2. 「8bitNewsに投稿すると瞬く間に世界中に皆さんに動画が届く仕組みを今構築中です。」

3.新しい試み(マスメディアとの連携、発信者の育成、クラウドファンディングによる取材費の調達支援)を始めます

4.「今まで情報の受信者だった一人一人が社会変革への参加者になれる、そんなサイトを目指します。」

図化すると以下のようになります。

明確な誰にがポイント2
冒頭と最後に「やりたいこと」を書き、その間に8bitNewsについての説明と新しい試みについて触れています。パラグラフ1の場合は、このように順接になっているのです。

やりたいことと新しい試みをロジカルに説明すると、読み手の理解が深まります。読んでいてスッと内容が入ってくる文章になれば、「誰に伝えたいのか」「誰に支援してもらいたいのか」がわかりやすくなります。それにより、想定しうる支援者を集めやすくなるのです。

このプロジェクトの場合、「今まで情報の受信者だった一人一人が社会変革への参加者になれる、そんなサイトを目指します。」とあるように、想定しうる支援者は「誰もが1次情報発信者になれる世の中」を作りたい・実現してほしいと思う人たち、現状のメディアに疑問や不満を持っている人たちでしょう。

8bitNewsのコンセプトやプロジェクトオーナーの考えがロジカルな文章構成で伝えられているため、自然と興味を惹くユーザーに響きやすくなっています。情報で社会変革をしたいユーザーは、このプロジェクトに共感すること間違いありません。

 

まとめ

成功しているプロジェクトは、そのプロジェクトページの文章がロジカルに整理されています。そのような文章構成であれば「誰に支援してほしいのか」が明確にでき、想定しうる支援者を集めやすいのです。

まずは自分のプロジェクトがぴったり当てはまるユーザーを定め、それから「どう書けばそのユーザーの興味を引けるか」をよく考えること。刺さる文章を書くために、論理的な文章構成を心がけましょう。



WRITER この記事を書いた人
安齋慎平
WRITTEN BY
安齋慎平
ブロガー・ライター・編集者。 テック系ライターからスタートし、 現在は時事ネタ、エンタメ、IT系ニュースなどを担当する。 大学時代に永平寺に座禅の修行に行ったり、 土日休みを利用して沖縄に旅行に行ったりと、無駄にフットワークが軽い。
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