HOW TO
[ 2014.08.01 ]

使い道をはっきり示そう!「目標金額」でクラウドファンディングに失敗しないコツ


失敗しないコツ

クラウドファンディングに挑戦する際、支援者の視点に立って「共感してもらえるプロジェクトであるか?」「魅力的なギフトかどうか?」と考えるのはとても重要です。

しかし、つい忘れてしまうのが、支援を検討しているユーザーが「このプロジェクトは本当に実現出来るのか?」と、無言の関心を寄せているということ。プロジェクトオーナーへの信頼度はもちろんのこと、目標金額が適切であるかどうかに疑問を持たれてしまう可能性があります。

そんな事態を防ぐために、プロジェクトにはどのように資金を使うかをはっきりと示しましょう。
今回は成功事例をもとに、クラウドファンディングにおける資金の使い道・共有の必要性についてご説明していきます。

 

具体的な資金の使い道を伝えよう!

例えば、あなたが映画製作のプロジェクトを投稿するとしましょう。
ざっくりと計算したところ300万円が必要だとしたら、300万円を目標に設定しますよね。しかし、単に「300万円が必要です」だけですと、「そんな低予算で映画がつくれるのか?」「そんなに掛かるのか!」など、ユーザーから疑問が出てしまいます。

そうならないように、資金の使い道をプロジェクト内に書き込んでみましょう。
  • 役者出演料
  • 撮影費
  • 衣装、小道具費
  • 映像編集費
  • BGM制作費
  • プロモーション費(ウェブサイト、ポスター制作)
使い道を示すことで、「なるほど、こういう事に使うのか」と、ユーザーは納得しますよね。300万円でプロジェクトがどのように動くのか、実現性の高いイメージも沸いてきます。

この際、細かな金額内訳はなくても問題ありません。達成率が100%を超えて目標以上に資金が集まる場合もあれば、達成後に内訳の調整を行う可能性もあるからです。
また、ギフトの制作費や発送費、ShootingStarの手数料など、経費も考慮しないといけないので、金額を子細に明記するのは難しいという理由もあります。

なにより内訳を示す目的は、ユーザーに対して「このプロジェクトは実現出来そうだ!」と理解してもらうことです。そうすることで、プロジェクトの信頼度は高まります。

<ShootingStar事例紹介>

全盲カメラマンが監督!バリアフリーミュージックビデオを作ろう!
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  • 撮影スタッフ人件費・機材費
  • 東京から北海道までのスタッフ交通費・機材輸送費
  • ロケ、編集費
  • MVの挿し絵イラスト、DVDラベル等、デザインに対するギャランティー
  • DVD製作費
音楽で乗り越える勇気〜相馬子どもオーケストラ&コーラスのデビューコンサートを応援!
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  • コンサートの開催費用(運営、支援ボランティアの旅費・交通費、バナー、ポスター作成費用等)
このように、使い道を示しているプロジェクトは数多く存在します。自分のやりたいことと同じカテゴリーのプロジェクトを参考に、どのように書くべきか研究しましょう。

 

プロジェクト実行に掛かる経費を算出しよう!

プロジェクトページで資金の使い道の項目を示す事が大切と述べましたが、プロジェクトオーナー自身は、各項目に掛かる経費を算出しておく必要があります。その上で適切な目標金額を設定しましょう。もし、せっかく資金調達に成功しても、「思いのほか経費がかさんで、プロジェクトの実現が厳しい…」なんてなってしまっては大変です。

ShootingStarブログでは、掛かる経費に関する記事を公開しています。ぜひご参考にしてください。

関連リンク
 

予算内で魅力あるギフトを用意するコツ

集める資金の中には、ギフトに掛かるコストもきちんと計算しなくてはいけません。

投稿するプロジェクトが、ガジェットやグッズといった「購入型(*1)」の場合、集まった予算の大半は、ギフト=製品の製作資金として使われます。

*1. 参考リンク

しかし、先に例にあげた映画製作プロジェクトの場合、ギフトとしてTシャツ、CD、本といった関連グッズに奮発し過ぎると、肝心の映画製作資金が残らなくなってしまいます。
「こんなに豪華なギフトを用意して、残った予算で本当に映画は出来るのだろうか?」と、ユーザーに不安を与え、実現できる可能性が低いと判断されかねません。

そうならない為にも、予算は抑えつつ、魅力的なギフトを用意すると良いでしょう。例えば、映画監督と一緒にランチができる権利や、映画にエキストラで出演できる権利、撮影の舞台裏に招待する権利などはコストが掛からないのでおすすめです。

ShootingStarで「ニュースサイト 8bitNews」のシステム構築費用を得た元NHKアナウンサーの堀潤氏は、自身の特技を活かして、ナレーションをする権利、イベントで司会をする権利などをギフトに盛り込みました。10万円を超える高額ギフトに対しても、10名からの支援が集まっています。

参考リンク
 

目安は「自分で集められる金額の3倍」

使い道が明確に書かれていて、いかに実現しそうでも、目標金額が高すぎると今度は「集まらないのでは?」と不安に思われてしまいます。

有名人、企業やメディアからのPR協力がある場合は別ですが、個人で集める場合、「友人など直接の知り合いから自力で集められる金額の3倍」が目標金額設定の際の目安となります。

「このプロジェクトは実現しそうだ!」と思ってもらえるプロジェクトは、支援やシェアをしてもらいやすく、「これは無理だろう」と思われるプロジェクトには支援がなかなか集まりません。実現可能性を感じてもらえる目標金額を設定することが大切なのです。
 

まとめ

「このプロジェクトは実現しそうだ!」と理解してもらうことが、支援やシェアにはつながります。熱心な取り組みは、多くの人の心に刺さるはず。
「このプロジェクト大丈夫か?」と不安にさせないよう、信頼を得るようなプロジェクト作りを心がけましょう。



WRITER この記事を書いた人
北野 啓太郎
WRITTEN BY
北野 啓太郎
音楽系ウェブマガジン編集長を経歴し、現在フリーランスとしてライター、映像編集などを行う。過去の経験を活かし、プロジェクト立案のコツ、成功者へのインタビューをおこなっていきたい。
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