PROJECT
[ 2014.06.16 ]

amidusプロデューサーに聞く!今、クラウドファンディングを使う理由。〜田淵氏インタビュー前編〜


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amadana(アマダナ)が、企業、クリエイター、ユーザーと共に創るプラットフォーム amidus(アミダス)を昨年12月にスタートさせました。そのamidusから生み出されたコンセプトプロダクト「W.E.A. BOTTLE」が、ShootingStarプロジェクト「バッテリーから熱狂カルチャーを創る!新発想ペットボトル型バッテリーでスマートライフ革命を!」として現在進行しています。

なぜクラウドファンディングを活用するのか?
企業? ブランド? amidusとは一体何なのか?

今回、ShootingStarブログ編集部(以下、編集部)は、amidusプロデューサーである田淵淳也氏(以下、田淵氏)をインタビュー。前編・後編の2部構成でお届けします。

amidus「W.E.A. BOTTLE」

オープンエアで自由に電気が使えたら……

楽しみは無限に拡がる!
バッテリーを持ち歩くことそのものをスタイルにし、
新たなカルチャーの創造を目指して。

amidusが生んだ新コンセプト「W.E.A.」より
革新的モバイルバッテリーが誕生です。

W.E.A. BOTTLE Near you always | amidus CODE005 

 

一社ではなく、共創(コ・クリエーション)してつくる

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編集部:amadanaという認知度の高いハイセンスブランドがありながら、なぜ新たにamidusを立ち上げたのですか?

田淵氏:テーマは共創です。amadanaは完成されたブランドですが、amidusは商品・サービス・ブランドさえも多くの人と共創していくという発想です。amidusで生み出すのは、それだけでは完成していなくて、ここから始まるんです。

今回のBOTTLEは、もちろん単体のバッテリーとしては完成しているのですが例えばこれに小型のプロジェクターをつないだら、外でも上映会ができますよね。そういった「体験」をユーザーと共に生み出していきたいんです。BOTTLEはamidusから生み出された、ひとつのオープンプラットフォームという訳です。

編集部:バッテリーがオープンプラットフォームという発想が面白いですね。「BOTTLEとの自由な組み合わせを楽しもう!」と、手を広げているようなイメージでしょうか。

田淵氏:そうですね。どこまでいってもBOTTLEはバッテリーなので、そこに繋がるモノがあって初めて価値を示します。であれば逆にバッテリー自体の汎用性をものすごく高くして、色々な企業やパートナーの参画を促し、アプリケーション(=繋がるモノ)を共創していく。アプリケーションのバリエーションが増えれば増えるほど、コアとなるバッテリーの価値が高まっていく。そんなイメージです。

<BOTTLE 使用アイデアイメージ>

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(C)appolo inc.動いた。プロジェクト

 

共感を得るプラットフォームが、クラウドファンディング。

編集部:BOTTLEがコアにあって、そこからの発展が肝心な訳ですね。

田淵氏:我々がクラウドファンディングを活用した理由もそこです。例えば、外部の企業や人が関わる余地のない商品は、それ自体をブランディングして、クラウドファンディングを使わなくても、そのまま市場に売り出せば良いですよね。ここでは共創のムーブメントをつくっていきたいので、クラウドファンディングを活用しました。

編集部:なぜ共創のムーブメントをつくるには、クラウドファンディングなのでしょうか?

田淵氏:我々は「クラウドファンディングは共感を得るためにあるべきだ」と考えています。一緒に共感したくなるようなプロジェクトを立ち上げて、賛同した方達が支援をするという、すごく分かりやすい形でプロジェクトに参加する。共感の輪が獲得できるプラットフォームとして、クラウドファンディングがあると思うんです。

編集部:確かにクラウドファンディングを成功させるための重要な要素は、共感だと言われています。支援する人は、ただ物が欲しいというだけではないでしょうからね。

田淵氏:「我々はこれ(BOTTLE)をつくったから、みんなでBOTTLEと合わせて使うプロダクトを何か一緒につくって、新しいマーケットを生み出そうよ」とか、「こんな新しいライフスタイルを創造しよう」みたいな共感の輪をつくりたい。そのために開発前段階でクラウドファンディングに掛けて、いち早くBOTTLEを提供したり、体験してもらいながら、その輪を生み出す仕掛けを今つくっている訳です。

 

スマートプロダクツ共創エンジンamidus!

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編集部:amidusは、ブランド名ではないとのことですが、位置づけは何なんですか?

田淵氏:商品開発のための「場」みたいな感じですね。我々は「スマートプロダクツ共創エンジン」と呼んでいます。

amidusから新しい商品ブランドが生まれてくる。例えば、これまで交わる事のなかった企業や、異業種の企業が交わる。そこで、新しいコンセプトのブランドが生まれる。それをユーザーが見ていて、評価ができる。そんな「場」です。

現在、amidusのウェブサイトでは「私たちはこんなことをやっています」「共創ってこんなことだぜ!」と、舞台の上から見本を見せているだけですが、近日中には一気にステージを飛び降りて、みんなで肩を組めるソーシャルサイトになる予定です。

amidus2amidus ウェブサイト

一般的には「資金調達」という位置づけのクラウドファンディングですが、「共感の輪を得ることを目的としている」と語る田淵氏の言葉が印象的でした。そこにはamidusが掲げる“共創(コ・クリエーション)”という考え方があったのです。

インタビュー後編では、「BOTTLEがペットボトル型になった理由」「ShootingStarプロジェクトの理想的な目標」などに迫ります。

 

田淵 淳也氏 プロフィール

amadana株式会社 amidusプロデューサー

株式会社電通を退社後、マーケティング戦略、コミュニケーション戦略のプランナーとして活動。その後、amadana株式会社に入社。

新規事業である、スマートプロダクツ共創エンジン「amidus(アミダス)」を2013年12月に立ち上げ、全体戦略とプロジェクトプロデュースを担当している。

熱狂的なカルチャーを生み出すスマートハードウェア、スマートデバイスを様々な企業やクリエイターと共創し、国内から世界へ発信するプロジェクトを多数展開している。



WRITER この記事を書いた人
北野 啓太郎
WRITTEN BY
北野 啓太郎
音楽系ウェブマガジン編集長を経歴し、現在フリーランスとしてライター、映像編集などを行う。過去の経験を活かし、プロジェクト立案のコツ、成功者へのインタビューをおこなっていきたい。
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