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[ 2014.07.07 ]

有名人だって資金集めが必要!国内外の有名人がクラウドファンディングに挑戦するワケ


Photographer working with a Cute Model in a Professional Studio

クラウドファンディングにおいて、プロジェクトオーナーの有名・無名は重要なポイントだと思われがちです。例えばもし有名人がプロジェクトを立ち上げれば、その行為自体がニュースとして取り上げられやすく、多くの人に認知してもらえます。
しかしその反面、失敗した場合は世間体的にちょっと照れくさい思いをする可能性も否めません。自身の活動にも響いてくるでしょう。

ただし、これは一般人でも同じように言えます。つまり成功への分かれ道は、プロジェクトの話題性や有用性、斬新さで問われているのです。

では、一般人よりも収入が多いと思われる彼らが、リスクを背負ってまで、クラウドファンディングに挑戦する理由は何なのでしょうか。

今回は、国内外の有名人がクラウドファンディングで成功した事例に焦点を当ててみました。

【海外事例】映画界の重鎮スパイク・リーによるプロジェクト


https://www.kickstarter.com/projects/spikelee/the-newest-hottest-spike-lee-joint

『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』(1986年)で事実上のデビューを果たし、『マルコムX』(1992年)など、映画史上語り継がれる名作を数多く世に送り出してきた監督、スパイク・リー。彼がアメリカの大手クラウドファンディング『KickStarter』を使って達成したプロジェクトが話題になりました。

既に社会的な成功を収めている彼のこのプロジェクトは、「無名プロジェクトオーナーの活動の妨げになるのではないか」と、アメリカで一部批判的な意見もあったようです。プロジェクト内の動画で、リー氏はこう語っています。

「僕は作品を作るため、常に資金作りに奔走してきた。『マルコムX』の時はどうしても足りない資金の穴埋めをするため私財をつぎ込んだ。
ついに撮影続行が不可能なまで資金が底をついたとき、実在した黒人活動家の映画化に賛同してくれそうなアフロアメリカンの有名人に支援を呼びかけることにしたんだ。ジャネット・ジャクソンやマイケル・ジョーダン、多くの人が支援してくれたおかげでこの映画は出来上がった。


僕たち映画監督はKickStarter開始以前から“クラウドファンディング”を行っていたんだよ。昔は電話をかけ、手紙を書き、直接会って握手をして支援のお願いをしてまわったもんだ。それがSNSでも出来るようになった今、このサイトはいろんな分野で活用されるべきだと思うね」(意訳)

このプロジェクトは、6,421人の支援者から141万8,910ドルが集まりました。
目標額の125万ドルを大きく上回ったことで、批判的な意見を覆して広く賛同を得たことがわかります。

日本でも有名人が目標額を達成!

国内でも多くの有名人が、クラウドファンディングに挑戦し、目標金額を集めています。有名だからといって必ず成功するとは限りませんが、ニュースとして大きく取り上げられたものも多いのは事実です。

成功事例をいくつかご紹介しましょう。

【日本初】クラウドファンディングで選挙に立候補!ぼくらの力で政治の常識をひっくり返そう!!

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http://shootingstar.jp/projects/565

「政治を一部の人のものにしてはいけない。」

若者の政治離れを解消し、よりよい東京を作るため、起業家・家入一真氏が都知事立候補に必要な資金を募ったプロジェクトです。選挙資金をクラウドファンディングで集めるという日本初の試みはニュースでも大々的に取り上げられ、500万円の目標金額を大幅に上回り、744万7,500円の支援を集めました。

残念ながら都知事選では敗退してしまいましたが、インターネットを通じて家入氏の活動を知った若者にとっては、政治への関心を持つきっかけとなったことでしょう。

元NHKアナ堀潤の新チャレンジ「みんなの取材資金と技術を支えるニュースメディアつくります」

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http://shootingstar.jp/projects/14

元NHKアナウンサーの堀潤氏は、誰でも参加できるニュースメディア「8bitNews」立ち上げの資金を募りました。今までの報道のあり方を覆そうという、堀潤氏の気概が感じられますね。

参加型ニュースメディアを盛り上げるために、クラウドファンディングの特性を生かして、「みんなのメディア」という意識を植えさせたかったのかもしれません。

結果、300万円の目標に対し、362万2000円もの達成額で見事成功しました。当ブログの過去記事にも、堀潤氏のインタビューが掲載されています。

【対談】堀潤 × 佐藤大吾「クラウドファンディングを通して、社会が応えてくれた」前編

なぜクラウドファンディングなのかを考える

知名度があるからといって、誰でも成功するとは限りません。話題になりやすいというメリットはあるかもしれませんが、有名人だからこそ理由もなく叩かれるという場合も考えられるのです。

重要なのは、「なぜ」クラウドファンディングを使うのかを考えること。社会問題に対して何かを改善したい、支援者と一緒にプロジェクトを盛り上げていきたいという気持ちが、成功へとつながります。

クラウドファンディングの成熟によって、新しい試みをするハードルは格段に低くなりました。ぜひあなたのアイディアを生かして、多くの読者に刺さるようなプロジェクトに仕上げましょう。



WRITER この記事を書いた人
さとう 敬子
WRITTEN BY
さとう 敬子
ライター・編集者・翻訳家・アロマアドバイザー。内面から輝く”道徳美容“の提唱者。留学経験を活かした比較文化記事を書くうちにクラウドファンディングの面白さと可能性を知る。成功事例を発見しては楽しむ毎日。
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